第2図書係補佐

前回の「東京百景」の感想に続いて、今回も又吉本の感想。東京百景が予想以上に良くて、読み終わるまでに、又吉さんが書いた他の本も読んでみたくなり、第2図書係補佐をamazonで注文する事に。

東京百景は東京を舞台として、又吉さんの思い出深い街に纏わる話しを読む事ができたが、第2図書係補佐は又吉さんのお気に入りの本(計47冊)と絡めた話を読む事ができる。書評本ではなくて、東京百景のような短編エッセイのよう。

ただ、このようなスタイルで本が紹介されているのは、前書きにも触れられており、又吉さんなりの理由もあるようです。そして、『第2図書係補佐』刊行記念インタビューに書かれてある、本に興味を持ってるもらうための理由にも合致しているんじゃないかと思われます。なので、この本のタイトルが「第2図書係補佐」というのは、とても納得できます。

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【1000円以上送料無料】東京百景/又吉直樹

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価格:1,365円(税5%込、送料込)

そろそろ感想を書いておかないと忘れそうなのでざっと書いておく。

ピース・又吉さんが書いた自叙伝的なエッセイ集。18歳で上京し10年経った頃に「マンスリーよしもとPLUS」で連載コラムをはじめ、その連載に加筆、修正加えた初となる単行本で、これを書き終えた時は32歳。タイトルどおり、東京が舞台となっており、著者の思い出深い街に纏わるエッセイ、私小説的な話が100ほど綴られている。切ない物語も多いが、爆笑した話しも多かった。話し手として強く魅力を感じた一冊でした。

といった内容なので、又吉さんのファンではない人にこの本を薦めるのは少々難しいかもしれないが、2010年辺りからテレビの露出も増え、最近は相当な知名度があるんじゃないかと思われるし、テレビで最近見かけるあの人を知るには今からでも遅くないですよね。

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knowを読んでみたいと思っていたら、野崎まどの他の作品もあったので購入した。「時をかける少女」、「書を捨てよ、町へ出よう」は再読用に。

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我が家の危険地帯

たくさんの本
仕事を終え帰宅すると、奥さんが、ばっちぃーとか、これはなんかの卵?産卵の跡のような…とか言いながら本に掃除機をかけたりしていた。僕の手垢じゃない?かと思ったが、どっちにしても汚いかもしれない(笑)一応…先日、実家から本を50冊程度持ってきた時に、ウェットティッシュやティッシュで拭いてから自分の定位置の周辺に置いておいたが…。まあ、その周辺一帯は、今我が家の危険地帯になっているようです。

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【星雲賞受賞作】
月面調査員が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。綿密な調査の結果、この死体は何と死後五万年を経過していることがわかった。果たして現生人類とのつながりはいかなるものなのか。やがて木星の衛星ガニメデで地球のものではない宇宙船の残骸が発見された……。ハードSFの新星が一世を風靡した出世作。

数日前、ヴィレッジヴァンガードへ行った時に、奥さんが欲しいとリクエストしてきたので購入した。SF作品はまともに読んだ事がないので、自分もこれを機会にSFものも読んでみようかなと思います。とはいえ、僕が小学生の頃、どうしても欲しいと親に生まれて始めて本を取り寄せてもらったのはSF作品だった。もう著書名すら覚えてないが…。

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