阪急電車 有川浩

100万部を突破し、映画にもなった阪急電車を読みました。僕は大阪に10年近く住んでいたので、阪急電車に乗車した事はありましたが、今津線は利用した事はなかったので、細部の話しまでは分からなかった。阪急電車に関するウンチクや共感できる話しがたくさんあるかな?と思ったけど、その辺りはあまり話題としては出てこなかったかもしれない。ただ、征志とユキのおかげで読後感もよく楽しく読む事ができました。

この本は、登場人物がけっこういて、各々にストーリーがある。そして、個々の登場人物が少しずつ繋がっていく。登場人物が主になった時は、その人の視点で書かれるため、今は誰の視点で書かれた話しなんだ?と、しばらく分からなくなったり、ふと名前が出ても、忘れてしまったりするために、こんな登場人物いたかな?と、本を読み返す事もあったので、映画で見た方が楽かな?と思ったりもしました。

僕が気になったのは、先述した冒頭に登場する図書館繋がりの征志とユキ。中盤では出てこなかったので、まさかこのまま話題にすらならないのか?と不安になったが、終盤で出てきてくれたので安心した(笑)この征志とユキの恋話は個人的にはもっと読みたくなる内容だったので、スピンオフしたものでもあればいいのに…なんて思いながら、この本を読んだ人達の感想をネット上で見ていたら、スピンオフドラマが放映されている事を知った。やっぱりみんなも気になる需要のあるストーリーなんだろうなあと。両者は一体どんな本を読んで互いを意識しあっていたんだろう?と気になるところですね。

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