先月は知名度の高そうな本ばかり読んでいます。「知の逆転」と「星を継ぐもの」は特に良かったなあ。多くの人を魅了したり、影響を与えたりする人達の言葉の力はすごいと思うし、本で読めるのはありがたいが、現実とのギャップに耐えられなくなる時があるね(笑)
3月はこのブログを始めてから、まともに丸一ヶ月更新した月ですが、運営しているサイトではアクセスの伸びがひじょーに緩やかで、1日20人訪問者があればよいくらいです。検索エンジン自体にインデクスされているデータがまだ少ないので、どうしようもないんですが…。後は本を読むのと、読んでから記事を書くのにも、時間もかかるので更新頻度がどうしても下がってしまうね。
2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2282ページ
ナイス数:139ナイス
浜村渚の計算ノート (講談社文庫)の感想
数学が得意な中学生の浜村渚が、テロ組織相手に得意の数学で事件を解決していく数学ミステリー。見るだけでうんざりするような数式は出てこなかったし、内容的には小中高生向けなんじゃないか?と思ったりもするが、個人的には面白かったと思います。殺人は頻繁に起こるし、僕が渚ちゃんの親だったら、事件に首をつっこむのはやめてもらいたい(笑)
読了日:3月25日 著者:青柳碧人
IN★POCKET 2014年 3月号
読了日:3月23日 著者:
書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)の感想
僕にはどう解釈してよいのか整理がつきにくい内容だった。均衡の取れた社会からの脱却方法を模索、提案しているような…それを、あえて大衆の中に混じって大衆に向けて書いてるようにも読めるし、ただの痛々しいオヤジが妄想をぶちまけたようにも読めた。そう感じるのも僕自信が年を取ったからで、若い頃に読んでいたら、かっこよさといったものを感じたかもしれない…。でも、10のつまらなさの中に1の輝きがあるような、時折刺さる言葉があり、他の作品も読みたくなった。
読了日:3月21日 著者:寺山修司
阪急電車 (幻冬舎文庫)の感想
阪急電車はあまり利用した事がないし、今津線に纏わる細部の話しはよく分かりませんでしたが、ほのぼのとした内容で楽しく読めました。冒頭からストーリーの先が気になる登場人物(征志とユキ)がいて、中盤では出てこなかったのでこのまま話題にすらならないのか?と不安になったが、終盤で出てきてくれたので安心した。なんだか羨ましい出会いで、両者がどんな本を読んで互いを意識しあっていたんだろう?と気になりました。この征志とユキの話しは、スピンオフドラマが放映されていたんですね…。
読了日:3月16日 著者:有川浩
星を継ぐもの (創元SF文庫)の感想
この本はめちゃくちゃ面白かった。SFは滅多に読む事がなく、自分の性に合わないものだと長い間思っていたが、それが完全に覆されました。ただの空想でもなく、科学的な解釈からも仮説が立てられており、これって本当かも?と思わせるような内容。終盤でダンチェッカーが自説を畳み掛けるシーンがありますが、圧倒されました。人の力ってすごいな…と感動した。
読了日:3月13日 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
know (ハヤカワ文庫JA)の感想
野崎さんの作品を読むのは初でした。知るという行為や、情報処理について考える事は、身近なテーマになっているように思う。ストーリーは引きつけられるものがあり、読みやすかったです。
読了日:3月12日 著者:野崎まど
知の逆転 (NHK出版新書 395)
読了日:3月9日 著者:ジャレド・ダイアモンド,ノーム・チョムスキー,オリバー・サックス,マービン・ミンスキー,トム・レイトン,ジェームズ・ワトソン
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