太宰治を読んだか? 山本彩 横山由依 山田菜々
http://youtu.be/OQ0dEueLdiE

太宰治を読んだか?」を最近やたらと聞いていると言ったら、このサイトでは、太宰の作品の朗読でも聞いてるのか?と思われそうだが、そうじゃなく、山本彩、山田菜々、横山由依が歌う曲をよく聞いている。音も歌詞も良く、なおかつ歌い手の山本彩の歌声がとてもいい。このような曲をひたすら歌ってくれる歌手としてソロデビューして欲しいくらいに素敵だ。僕はAKB48やらNMB48のファンではないが、この曲の良さだけで、強烈に彼女らは記憶に残り、印象も良くなった。

まったりとしたテンポなので、カラオケでも使える曲だと思われる。ただ、幅広いTPOに対応した万人受けする曲か?と言われると、どうだか分からないが、先日のリクアワの結果を見ると7位で、しっかり評価されている曲だ。

歌詞の方は、少々哲学的ながら、思春期の男子の日常的な物語が手記のように書かれてある。ありがちではあるかもしれないが、歌謡曲でこういう歌詞を読んだのは久しぶりだったので新鮮味があった。その歌詞を想像で補いながら解釈すると…

思春期の男子が、太宰治を読んだか?と出会ったばかりの友達(後の大切な友)に言われて、正直に言えば読んでいなかったと歌詞で告白している。その友達には、読んでいないと言わなかったのかもしれない?もしかすると、読んだ事があると嘘をついたのかもしれない?と解釈もできる。その後、急いで近くの本屋で太宰の作品を何冊か購入して、ファミレスで読みながら自分探しをしているからだ。

なんだか、竹一に「ワザ。ワザ」と言われて、焦る大庭葉蔵を思い出したりしたが、それはさておき、この主人公にとって、友達との出会い、太宰治を読んだか?という一言は、本を急いで購入しなきゃいけないくらいに、強烈なものだったんだろうか?仮に嘘をついて読んだと言ったとしても、何冊も読む必要があるんだろうか?うやむやにでもしてしまう選択肢だってあるはずだ。僕自身、こういう経験がないのでよくわからないんだが、そこがこの曲の本質となるポイントなんだろうと、以下の件で感じる。

太宰治を読んだか?と聞かれた
君を友と呼ぼう
残念なことに本に答えはなかった
目から鱗が落ちたというような奇跡はないけど
ただ人生とは何か?語れる友ができた

こういう経験がない僕自信は、実際、本から始まった人生とは何か語れる友を得た事はないし、太宰治がきっかけで人生とは何か語れる友ができた主人公は貴重な経験をしたんだと思う。ただそれだけはない。この主人公は、太宰治を読まなきゃだめだよと、勧める側になり、人生とは何か?語れる友がまた一人と増えるんだろうと思われる。

個人的には、Bメロで歌われている詞に共感する。ここは、歌い手の山本彩、横山由依、山田菜々らがハモるので、なんとも言えない気持ちになる。

人はなぜ生まれるのだろう?いつか死んでしまうのに
つらい毎日の中で生きる意味を知りたかった

なぜか涙も出やしないよ愛も枯れるもんなんだ
今日を淡々と生きて考えないようにする

この歌詞を聞いた時に、僕は年を重ねて、「今日を淡々と生きて考えないようにする」人になってきているんだなあと改めて感じた。安定的な生活を好むようになってきたので、考えるのを避けるために余計な行動はしないし、刺激のない方にと舵を取るので、愛も枯れたか?と思うくらいに感情の起伏もない。人生にとって、それがいいのか悪いのかはわからないが、たぶん自分には合ってるんだろう。ただ、毎日を淡々と生きていると、そもそも、その選択肢を取って生活をしていることさえ忘れてしまう(笑)で、何気なく生活をしていた時に、この歌詞が耳に入ってくると淡々と生きて考えないようにしたという入り口に立てる感じなんだ。

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