memo

diary201608

天皇論を読んだ

ゴーマニズム宣言の天皇論をようやく読み終えた。古事記からの流れで読んだ本でもあるので、既知の内容もあったし、知らない事もあった。とにかく分かりやすくまとまっているし、日本に住んでいるなら読んでおくといい本だと思われる。

保守、左翼への反論を、参考文献を出しながら独自の言葉で語っているのが、個人的に好感が持てる点であり、今の大人にこれと同じ事ができるか?と思えば、実際はできていないのかもしれない。

評論家、学者でさえ...。あえてやっているのかと思わさられるくらいにひどい事を論じているのは、お茶の間のテレビを見ていたら、誰でも気づきはするかもしれないが、まあ、恥ずかしげもなくテレビで堂々と語るって、アホでないとできないよな?的な感想が強く残り、結果的に何の話してたっけ?と、話自体もどうでもよくなる事に固有名詞をつけたいくらい。馬鹿は声がデカイとも言うし、日本古来の言霊の考えとは逆をいく考え方でもある。まあ適当に仕事してるだけで一応金が入ってくるんだろうし、言論の自由を盾にしたら、大した責任もなさそうだしな...。

それはともかく、この本はよい。調べて、考えて、自分の言葉を持つのがいい。この本を読んだ左翼側の反論を読みたいなとは思うが、今は時間がないのでまた今度。

内容の方は、シラスとウシハクの違いというのは、けっこう強力な話題であるなあといった印象。この考え方は、画期的だが、あまりに空気すぎて、普段生きていても気づけないのかも?でも、改めて、この統治方法の違いを考えてみると、あらゆる物事の見え方に柔軟性が出てきたりする。これと中国の易姓革命や、中華思想を比較してみると、統治するまでの流れや、考え方そのものが異なるので、比較対象として面白いと思うし、各国の統治方法の一覧見たいなものがあれば面白いかもしれないね。日本と似たシステムは、他国にはないかもな?というか、俺は一体何をしているんだろう...長いものに巻かれてしまって、なかなか、この周辺の話題から逃れられなくなってきており、他のやりたいことが犠牲になっている気がする(笑)

戊辰戦争って...

職場でTV見てたら戊辰戦争が云々という話題をやっていた。こんな戦争って...ハテナ?みたいな方がおられたので、大政奉還から王政復古の大号令、そして鳥羽・伏見の戦いから話を簡潔に教え、この辺では、どこそこでこんな戦争が行われ、○○城が落とされてといった話題にふれ...あなたが住んでいたところは○○藩だから、あっ側に寝返ったんですよ?と、そこから、歴史を戻って、そもそも、○○藩は室町時代には○大名がそのあたりを治めていた土地であり、けっこうな家柄であり....この辺から、○○さんて、なんでそんなことを知っているのかという話になった。こういう一面もあるだけで、この一面は、一面にしかすぎないものなので、歴史が好きというわけでもないですと言った...。変な人に見えたかもしれない。

年中行事・儀礼事典

この本、軽く読んでみたら、まあまあ面白くて、神道に繋がる話題もあったりして(ある意味当たり前かもしれないが)、説明も詳しい。さては?と著者である川口謙二の別の著書を調べてみると納得!また巻かれてしまっている...


2016-08-07 00:00 tags:読書小林よしのり